読み耽り書き散らすのが理想の生活

ネット的世界の端っこで考えたことを書き留めているだけのブログ。

発想力は移動距離に比例する。

発想力は移動距離に比例する。そんな法則があるそうです。

 

発想と移動はなんら関係性がなさそうですが、これ、主張している人は結構多いんですよね。ホリエモン高城剛氏、アパホテルの元谷社長。 

いろいろなことを考えて行き詰まったとき、ちょっと遠くへドライブに出たり、旅行したりすると、新しい発想が出てくる。

 

古来より、文章の考え事をするには「枕上、厠上、馬上」が良いと言われます。現代の言葉に置き換えるなら、「寝る時、トイレのとき、移動のとき」というところでしょうか(わたしはこれにお風呂のとき、を付け加えたいですが)。

移動したときに良い発想が得られるというのは、昔の人もわかっていたことなんですね。

きっと移動によって体験できる「いつもと違う環境」が、知らず知らずのうちに凝り固まった頭をほぐしてくれるのだと思います。人は、環境から常に音や光で刺激を受けています。見ているようで見ていない風景も、可視光線として周囲の環境に反射して目に飛び込んできている。耳も、車のタイヤの音、ファンの回る音、遠くの誰かの話し声など、いろいろなものを無意識のうちに聞いている。

無意識のうちに飛び込んでいる刺激が変われば、神経回路がびっくりして、いつもと違う電気信号を走らせてくれる。そう考えると、いつもと違う発想が自分の脳髄から出てきてもそんなにおかしくないですよね。

同じ場所にとどまっていては、同じ発想しかできません。発想が変わらなければ、行動も変わることもありませんし、人生も変わることがないでしょう。逆に言えば、意識的に移動して、発想を広げる。発想が変われば、行動が自然に変わってくる。行動が変われば、出会いが変わって、ひょっとしたら人生も変わるかも知れません。

 

引っ越ししたり、異動や転勤で職場を変えるというのはそういう意味では良い機会です。大きな移動ではなくても、旅にでも出て、少し発想をずらすと、素晴らしい出会いがあるかも知れませんね。もうすぐ春ですし。

 

 

 

 

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確定申告に行ってきました

確定申告に行ってきました。

 

初めてだったので少し緊張しました。事前の準備も大変でしたが、そのせいか実際に行ってみたらさっくりと終わって、試験明けのような解放感。

 

生まれてはじめての確定申告。体験記。

 

税務署にお邪魔するのは初めてだったのですが、総合庁舎のためか近代的で綺麗な他建物。

中に入り、「確定申告はこちら」というでかい看板に従って歩くと、出国審査のときのような長い行列がありました。それに素直に並ぶと、脇には連日の激務での疲労を隠しきれない税務署員の男性。「そうか、確定申告の期間というのは、税務署員にとっては『祭り』のようなビッグイベントなんだ」と初めて知ることができました。

 

自分の番が来ると、件の男性から、今日はどんな申告ですか、と聞かれるので、雑所得(仮想通貨取引益は雑所得)の申告です、と答えます。すると、これ、わたしはすごく不思議な言葉にだったんですが、

「パソコンは使えますか」

と聞かれました。

(確定申告でパソコンを使うならWebにキー入力するぐらい。どんな人でもできると思うけど、この人はいったい何を確認したいんだろう)とまあ後から振り返るとそういう疑問だったのですが、そのときはすぐにわからず、

えっ? と思わず聞き返すと、

「まあ大丈夫そうですね。わからないところは聞きながらやればいいから、これ」

とクリアホルダーに入った書類を渡されました。自分の疑問を質問する時間は見事にスルーされました。まあスルーで正解でしたけれど。書類には番号が書いてあり、申告の待ち順番がこれでわかる仕組みのようです。

行列に続いて部屋に入ると、そこが待合室になっていました。50人ほどの人が入れるスペースで、番号を呼ばれた人から出ていきます。

周囲を見渡すと、若い人もいないわけじゃないけど、おじいさんおばあさんみたいな人が多い。確定申告は、きっと個人事業主の人が主な対象なのでしょう。

その部屋で30分ほど待たされ、番号を呼ばれたら次の部屋へ。次の部屋では立って使う長机があり、そこに衝立とパソコンが並んでいました。その長机が何個もあり、部屋の奥まで列が続く。ぱっと見で、60台くらい。

パソコンはE-Taxの画面につながっており、そこから納税者各自が納めるべき税金、あるいは控除を受けられる金額を入力する仕組みのようです。画面は、ざっくり言うとユーザー登録、収益、控除額、税金額の順に進んで行きます。

入力している間、税務署職員さんがあたりをうろうろしているので、わからないことがあれば、手を挙げて質問すれば、丁寧に答えてくれます。疑問点はさらっと答えてくれたので、助かりましたね。

雑所得の内訳を書いた紙を印刷して持って行きましたが、その数字について深く突っ込まれることはわたしはなかったです。額もそんなに多くないですからね……。入力が終わったら、税務署職員さんのチェックを受け、印刷された納税者番号が書かれた書類を受け取って終わり。

待ち時間を入れて、1時間半程度で無事に終わりました。

でも長いと4時間ぐらいかかることもあるそうですから、早めに行くのがベターですね。

 

必要なものをまとめてみた。

 

仮想通貨取引益の確定申告に持っていったものをまとめてみますよ。(あくまで個人の事例です)

 

1)事前準備① 仮想通貨取引益をどうやって計算するかという勉強

2)事前準備② 実際の計算

3)知識 仮想通貨取引益は雑所得

4)雑所得の内訳が書かれた紙(簡単なものでOK)

5)源泉徴収票(サラリーマンの場合)

6)マスク

おまけ (印鑑)

 

必要なもの解説

 

1)と2)は、ネットを使って基準を確かめ(体験談がたくさんあります)、エクセルを使って手計算しました。

あと、3)、確定申告をしたことがなくて、確定申告の仕組み自体にうとかったので、ムック本を購入して流し読みで見当をつけました。「雑所得って何?」という感じです。わたしの場合は次の本を使いました。自分ですらすらできる確定申告の書き方平成30年3月15日締切分

ただのムック本の知識で大丈夫かなと不安でしたが、結果から言えば、充分でしたね。 申告用紙の記入の仕方でわかりにくいところは、税務署職員さんが教えてくれます。

 

 4)の内訳が書かれた紙は、BTC取引差損益 XXX、ETH取引差損益 ▲XXX、トータル差損益XXXと表にした程度の紙です。もちろんその結果に至るまではエクセルのシートを何枚も作りましたが、そこまでは印刷して持っていきませんでした。

確定申告の1ヶ月間は税務署職員さんも鬼のように忙しいはずですし、ちゃんと申告してるよー怪しくないよーという雰囲気があれば、深くつっこまれることなく、大丈夫なんじゃないでしょうかね……。もちろん額が大きければ別なんでしょうけれど。いや、差益額は合ってますよ! そのはず! 計算はあんまり得意じゃないですけど、故意のごまかしはないですよ。

 

5)の源泉徴収票は毎年1月を過ぎると前年のものが出てきますので、サラリーマンの方は各自会社から入手しましょう。わたしの場合はイントラネットからダウンロード&印刷できるので、お昼休みにこっそりやってました。いやこっそりする必要もないんですけどね。

給与所得+雑所得の合計額から累進で税率が決まるので、源泉徴収票が必要なわけですね。控除額も書いてありますから、源泉徴収票は必須です。

 

あと必須だと思ったのは6)のマスクです! 2−3月ということもあって、風邪とインフルエンザの季節です。しかもそこへ雑多なバックグラウンドを持っている大量の人が集まり、部屋にぎゅうぎゅうに詰め込まれるわけですから、感染予防には充分な注意が必要です。

本当は朝一番に行くのが正解なんでしょうね。わたしは昼過ぎでしたが…。人が少ない時間帯を狙うのはいろいろな意味で大事。

あと、ウェブで認印が必要だという情報を見かけたので持っていきましたが、わたしは使いませんでした。ただ書類に押印欄はあったので、場合によって押印が求められるのかも知れません。

 

初申告を終えての感想。

 

やっぱり確定申告は一種の「お祭り」なんだなという感じです。でかい誘導看板は出る、臨時駐車場できる、駐車場入り待ちの車列ができると大賑わいです。確定申告をする人ってこんなにいるんですね…。テキ屋が出ても不思議じゃないです。わいわいといろんな人が集まるなか、あまりの忙しさに殺気立ってる税務署職員さんもいるので、注意はいる感じです。納税者側も海千山千っぽいおじいさんが多いので、一筋縄ではいかなそうな人もたくさんいました。税務署の廊下では、海千山千みたいなおじいさんが声高に詰め寄るのを、税務署職員さんがいなしている場面も見ました。

おじいさんの話はいろいろと飛んでいましたが、趣旨は「納税方法が複雑でわかりにくい」ということ。気持ちはわかりますが、ここでそんなことを言ってもねぇ…という感じです。税務署職員の方も慣れているのでしょう、努めて冷静に、根気強く対応していました。

事前の準備をしっかりして、当日なるべくスムーズに申告できるようにすることが一番大切です。社会人の方なら、お互いが対等だというビジネスモードで臨めば問題ないはず。納税作業に変な消費者意識を持ち込むと、きっと話がこじれます。こじれれば税務署から目をつけられるので、良いことないですよね。だから準備大事。これホント。

なお、確定申告に慣れてくれば、カードリーダーなどのガジェットを追加することでE-TAXを使い自宅で申告できるようにもなるようです。まあこの先、仮想通貨取引で儲けることもそうそうないような気もしていますが、知識として持っていても良いかも知れません。

 

 

 

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。

申告期限は3月15日までだそうですのでお早めに。

 

 

電気自動車普及にむけて世間は着々と進んでいるという話

今週も、EV(電気自動車)の普及に向けての動きがいろいろと報道されていましたね。

 

1.給油所でEV充電

 

経済産業省はガソリンスタンドでEV向けの電気、FCV(燃料電池自動車)向けの水素を供給できるよう、規制緩和の検討に入るそうです。(日経)

スケジュールは業界団体や有識者を集めて意見を聞いて、2018年5月までに方向性を出し、早ければ2019年には規制緩和に踏み切りたい考え。

 

(素案)

① EVやFCVの燃料供給は給油スペースから10m以上離れた位置

  → 給油スペースに併設可能に

② コンビニや物流拠点の設置を原則禁止

  → 設置を許可

③ 1名以上は必ず常駐

  → 完全無人化を可能に

④ タンクは地下に設置

  → 地上設置も許可

 

 

面白いのは①と②ですね!

これまでどうしてガソリンスタンドにEV充電スペースが無いのか疑問で、きっと経済合理性の問題だと考えていたのですが、実は国の規制の問題があったんですね・・・。①の項目で初めて知りました。でもこれは、安全面の検証さえできれば、今の静電気防止技術ならすぐに導入できそう。

 ②はきっと昔のガソリンスタンド保護政策の名残でしょうね・・・。昔(昭和ぐらい?)はガソリンスタンドでも飲み物なんかが売っていたので、コンビニとばっちり競合していたのですが、もうガソリンスタンドで休憩したり飲み物を飲んだりすることはなくなりましたからねー。

この規制がなくなれば、ガソリンスタンドとコンビニがコラボできて、収益性もあがりそう。

コンビニに車を止めて、買い物している間にEVをクィック充電、支払いはnanacoカードで・・・みたいな未来が見えますね。

 

 

 

2.レアアース使用減 モーター向け新磁石 開発成功

 

トヨタレアアース(希土類)を半減させた新しい磁石の開発に成功。量産化はこれからのようですが、先を見据えた試みですね。

どういうことかと言うと。

そもそも、モーターは思いっきり簡単に言うと、コイルと磁石で構成されています。そしてモーター向けのような高性能な磁石は、レアアースを加えて作られています。ネオジムやジスプロシウムのようなレアアースを磁石成分に加えることで、過酷な環境下でも強磁力を保つことができる良い磁石ができるわけです。

このレアアースは需要によって変動しますが、結構高価です。2011-2012年ではレアアース市場を独占していた中国が、供給を絞って外交戦略の一環に取り入れたため、価格が暴騰する事件もありました。

その頃からレアアースの供給の多角化、各企業はレアアースの利用削減に取り組んで来ましたが、電気自動車の時代になればモーターがさらに使われ、レアアースの価格が上昇するシナリオは容易に想定できます。単なるコストダウン効果だけでなく、レアアース供給対策にもなる、一石二鳥の開発ですね。

 

 

3.無線給電システム

 

TDKが自動車メーカーと無線給電システムを共同開発するそうです。まあ無線給電システムを開発しているのはTDKだけではないですどもね。確か財閥系のどこかもやっていたはずです。

スマホでは既に製品化されている無線給電。EVに給電するとなると、供給する電気の量が違いますから、量産化までの道のりは長いですね。

電線を使わずに電気を送るなんて言うと夢物語のようですが、理論提唱の歴史は古く、19世紀末には無線送電の原理は示されていました。

示したのはニコラ・テスラという旧オーストリア帝国に生まれ発明家です。この人はあのGMエジソンのライバルとして有名だった人です。二人の争いの象徴である直流・交流の電流戦争の経緯を眺めると、ニコラ・テスラはただの天才でしたが、エジソンはビジネスマンとしての貪欲なしたたかさが際立ちますよね…それはさておき。

無線給電ができるようになれば、車を止めるだけで充電できるようになり、充電プラグの抜き差しが不要になって、とても便利になりそうですね。

自宅はもちろん、充電装置付きのコインパーキングなんておもしろそうです。最寄りの決済機械にカードを通すと、充電が始まるなんて未来は便利そうです。

 

 

 

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。

2017年くらいから時代の流れがぐっと早まったのを感じています。未来っぽい記事を増やしていこうと思います。

 

サウジアラビア中央銀行とリップルが契約締結

2月15日のニュースですが。

 

サウジアラビア中央銀行は、国の銀行がブロックチェーンソフトウェアを使って支払いを決済できるよう、米リップルとの契約を結んだとのこと。
このパイロットプログラムは、サウジアラビアの銀行がRippleのソフトウェアを使用して国内外に出ている支払いを即座に決済することを可能にするためのものだそうです。

 

リップルネットワークだけを使うのか、仮想通貨としてのリップルも使うのかまではちょっと調べきれていないですが、期待できそうなプログラムですね。まだパイロットプログラムの契約なので、うまくいくと良いですね。

リップル(Ripple)は仮想通貨のなかでも国際送金に特化しているのと、半非中央集権型というポジションが良いんでしょう。

そしてリップルは「ブリッジ通貨」と呼ばれる特性を強く備えています。すごく簡単に言えば、ドルと円を、あるいは円とディナールをつなぐための「橋渡し的な存在」な存在になれるということです。

通常の為替両替を加えた海外送金は、いくつもの銀行や送金業者が古いシステムを使うため、速度も手数料も信頼性も、21世紀の商取引には見合わない古ぼけたものとして評価されるようになっています。リップルがそれをきっと覆すことができると、わたしは期待しています。

提携先が増えれば増えるほど、ブリッジのつなぎ先が増えていくということ。リップルのプロジェクトは、どんどん形になってきているのを感じます。もちろん、リップルのブリッジ通貨化のプロジェクト が成功すれば、需給バランスの働きによって、リップル自体の価格もあがりますよっ。

 

しかしまさかリップルオイルマネーを捕まえるとは、驚きです。

 

喩えるなら、「サッカー選手と結婚女子アナ」目指して、地下アイドルやっていた女の子が、気がついたら石油王と結婚していた感じですかね…。知らんですけど。

 

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。

 

【 独学の技法 】

昭和の頃はインターネットも無くてメールもなくて、紙と電話でやり取りしていた時代。時代の流れは結構ゆっくりで、大学を出れば勉強なんてしなくても仕事ができて出世も出来て、きちんとお金が稼げた時代でした。

けれどインターネットが登場して技術革新の波がものすごい勢いでやってきて、ムーアの法則ドッグイヤーのIT時代のグローバル。ついにはスマホが普及してほとんどすべてのことが手のひらサイズの板でできるようになりました。個人の時間がものすごく早く流れ出して、通勤電車でスタンプ送って世界に向かって呟いて、結果。

時代の流れまでもものすごく早くなりました。

 

確かに常日頃から勉強しないとついていけないくらいの動きの激しさで、世間についてアンテナを張って勉強している人とそうでない人とでは、意識と行動に差が出るようになってきました。未来に近い人ほど先行していて、その先行度合いに応じて収入もついてくるようになりました。

これまでとは違う手段で軽々と大金を調達できるようになり、今までとは違う価値観、違うシステムが未来から訪れつつあるのを感じています。

仮想通貨。電気自動車(EV・コネクテッドカー)。産業構造の変革。Amazon。グーグルvs百度。スナップチャット。VALU。シェアリングエコノミー。トークンエコノミー。価値経済。多動力。5G。ブログから音声、音声から動画。宇宙開発。環境指標。再生エネルギー。AI。AR。VR。ドローン。ロボット。ディープラーニング。シンギュラリティ。BI。

吐き気がするぐらいの多様な要素が、ものすごい勢いで未来から飛んできています。そんな動きについていきたい・・・そう考える方にぴったりの本が、最近読んだ中にありました。紹介します。

山口周さんというコンサルタントの方が書かれている「独学の技法」という本です。

 

  

(「独学の技法」Amazonリンク) 

 

(略)・・・「いかに忘却を防ぐか」を考えても仕方がありません。知的戦闘力の向上を図ろうとすれば、むしろ「インプットされた内容の9割は短期間に忘却される」ことを前提にしながら、いかに文脈・状況に応じて適切に、忘れてしまった過去のインプットを引き出して活用できるかがカギなのです・・・(中略)・・・静的で固定的な知識を獲得するための独学法は負担が大きいばかりであまり役に立ちません。なぜなら、インプットされた知識の多くは短いあいだに「知識としての旬」を過ぎてしまうからです。・・・(中略)・・・(本書は)独学を「動的なシステム」として捉え、徹底的に知的戦闘力を高めるという目的に照らして書かれている

 

自己満足では終わらない、「意味のある独学」「使える独学」を考えられて作られた本です。知識に「旬」があるという考え方も、流れが早い現代に沿っているといえます。

ベストセラーではないようですが、箕輪本躍進の影で隠れた良著です。わたしは電子書籍で読んだのですが、小冊子ができそうなほどハイライトを引きました。50箇所くらいかな。たぶん(数え切れない)。

実りのある勉強をしたいと感じられて居る方は、一度手にとってみて損は無いと思います。

 

 

 

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。

 

 

チャレンジからどこで撤退するか

いきなりで恐縮ですけど。

 

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資格とかアフィリの売上とかサイトのPVとか、目標を立ててそれに向かって、なにかのチャレンジをしていることがあると思います。 

うまいこと達成できればいいんですけど、もしも武運つたなく目標が達成できなかったとき。どこで辞めるのかっていうのは結構難しい問題ですよね。

心が折れてしまったり、モチベーションが保てなかったり。自分以外の要因だったら、パートナーや周囲の人からの風当たりがきつくなったり。あるいは、生活費が尽きたりとか・・・。

ざっくりと自分の要因、周囲の要因、状況的な制約といろいろあります。

ここまで頑張ってきたのに諦めるなんてとんでもない・・・、という考え方もあると思います。

実際のところは要素がいろいろあってケースバイケースだっていうのが正しいんでしょうけれど、けれど、そういう切羽詰まったときに、「どういう考え方で臨めばいいか」をさっくりお話したいと思います。

 

相場で言ったら損切りの場面

 

仮想通貨でも株式でも、当たり前ですが相場モノは予想が外れることがあります。

もちろん買うときは予想があたると思って買うのですが、でも皆さん予想が当たっていたらみんな億万長者ですよね。だから、予想は外れることがある。これは避けられません。

問題は、外れたときにどうするか、ということです。たとえば、あがると思って購入した仮想通貨が下がり続けている。

急いで売る。しばらく様子を見てから売る。ずっと持っている。行動の選択肢はそう多くありません。どれが正しいでしょうか。

実はこれ、行動の根拠を、相場が下がったときに置くと、答えは出ないんです。

行動の根拠の大半は、その銘柄を買ったときに置いておくべきなんです。

 

そもそも銘柄を選んだとき、どんな作戦だったか思い出そう

 

銘柄を買った時に、短期取引のつもりで買ったのか、それとも長期取引のつもりで買ったのかを思い出します。

短期取引だったら、直近であがると予想していたわけですから、売る=損切りするのは正しい判断の可能性が高そうです。早めに売れば多くのお金が戻ってくるので、反省して、別の銘柄で取り返せるでしょう。

長期取引だったら、価格が下方変動することもある程度、予想の中に織り込んでいるでしょう。それが直近か中期レベルかの時期だけの話です。貴方は長期でもっと大きな利益を狙っているはずですから、ちょっと下げたぐらいで損切りするのは、判断が間違っていると言えそうです。気の迷いですね。

 

撤退ポイントをあらかじめいくつか想定しておく 

 

相場にかぎらず、計画を立ててチャレンジ進めていくとき、まず勝ち筋を想定します。

そして勝ち筋とは別に、いくつかシナリオが想定できると思います。その中で「こうなったら終わりだな」というバッドエンドシナリオも想定します。

簡単な例を考えてみましょう。

「アフィリサイトを運営だけで生きていくチャレンジをすることに決めた。貯金450万円スタート。生活費は切り詰めて年間200万円」という例です。

まず、チャレンジリミットが自然と2年になりそうですよね。

2年経って芽がでなければ、貯金から2年分の生活費を引いて残り50万円。バイトを探す期間もいるので、貯金額50万円(例題だと3ヶ月生活できる資金が残るポイント)が撤退するポイントになるでしょう。

あるいは、2年目終了の時点で累計150万円稼げていたとすれば、年間生活費と同じ200万円の貯金がある計算になります。アフィリサイトを継続すればもうちょっと稼げそうですから、少なくとももう1年、バイトなしでチャレンジを延長できそうです。

 

 計画を基準にして、鳥瞰的に捉える

 

あまり綿密に作戦を立ててもその通りに行かないものですが、それでもざっくりとしたものは必要です。

あまりに行き当たりばったりだと、バッドケースが発生したときに、それが撤退すべき重要な分岐なのか、それともただのノイズなのか、あるいはどうしても超えなければならない大きい試練なのか、見分けがつきません。

チャレンジを長く続けていればいるほど、目の前のことにとらわれてしまいがちです。そんなとき、最初の計画に戻って、計画を基準に視点を鳥瞰的にすると、自分が今どこにいて、何をしなければならないか、意外に見えてくるものです。

 

 

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。

チャレンジしている人には頑張って欲しいけれども、ただ頑張れっていうのも無責任なんで書いてみました。

 

 

仮想通貨は今後もゆっくりと社会に浸透していく

 

仮想通貨が暴落して、今後どうなっていくのか? という話題をネットで見かけます。

 

結論から言えば、わたしは楽観派です。大きな相場の上がり下がりを繰り返しながら、新しい技術は実際の生活にゆっくりと浸透していくと考えています。

 ちなみに、仮想通貨が円に置き換わるとは想定していません。仮想通貨群が、「コミュニティごと」に、「並列して」存在するようになると考えています。仮想通貨がコミュニティごとの価値観を強化する役割を果たし、資本主義経済に代わる、価値経済を促進してくれると期待しています。

 

taftaftaf.hatenablog.com

 

 

実際、仮想通貨は昨年から良く日経新聞に出てくるようになりました。

 今日の日経新聞にも仮想通貨の話題が3つも出ています。自動取引で株安を増幅したというトップニュースに並び、一面コラムの春秋にはビットコインの話題。NEM盗難事件の続報では北朝鮮の関与が疑われること。それから仮想通貨取引の納税の話題。

 TVで取り上げられるようなキワモノ扱いではなく、経済要素のニューカマーとして、きちんと取り上げられるのを感じます。きっと日経編集部のメンバーは仮想通貨投資をしているんでしょうね。

 

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ところで。

今、わたしたちの生活にはスマートフォンがあり、この1台があれば、インターネットを介したメールだけでなく情報収集や商取引が出来てしまいます。

もう当たり前で手放せない機能ですが、携帯電話でのインターネット取引の先駆け となったiモードが世に出たのが1999年。スマートフォンの普及を強力に推進したi phone 3Gの発売が2008年。これだけわかりやすく便利な技術も普及に至るまで9年かかっています。

 

わかりやすく10年スパンと見ていいと思います。フィルムカメラがデジカメに置き換わったのも、そのくらいのスパンでした。

 

 

そういうわけで、仮想通貨の主要な出来事の年を抜き出すと……。

 

ビットコインの論文発表が2008年、リリースが2009年、10000ビットコインでピザを買えたのが2010年。

イーサリアムは構想発表が2013年、リリースが2014年。

そして仮想通貨群が暴騰と暴落を繰り返して、名をあげたのが2017年。

 

 とりあえず、着実に前には進んでいるのがわかりますね。イーサリアムのリリースから10年後にあたるのは2024年なので、そこまで見守るのも面白そうです。

 

ユースケースキラーアプリが噛み合えば、その前進は指数関数的な速度になるでしょう。プラットフォーム系仮想通貨は、そういうポテンシャルがあります。

 個人的には、特にイーサリアムに期待しています。うまく行ったらとても面白いことになりそうですよね。

 

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最後に、日経に出ていた仮想通貨取引納税のウソ・ホントをシェアしておきます。

ネットだと税金のような国家制度に関わる情報は、意外にちゃんとしたものが取りにくいと感じていたので、ちゃんとした新聞でまとめて記事にしてくれると助かりますね。

 

<仮想通貨のと税のウソ・ホント>

1.取引には税金がかからない→ウソ ※ 換金や商品の購入時に、取得額と時価の差額に課税

2.海外の交換事業者を使えば非課税→ウソ ※ 日本に住むなら日本に納税

3.仮想通貨同士の交換でも課税→ホント ※ 価値が確定したとみなされる

4.少額なら申告不要→ホント ※ 所得20万円以下なら申告不要

5.損失を給与所得と相殺できる→ウソ ※ 同じ雑所得のみ通算できる

6.分裂で手にした新しい通貨は課税されない→ウソ ※ 取得時の価格はゼロ。換金などで課税

(2018年2月7日 日本経済新聞 記事より抜粋)

 

2018年(平成30年)の確定申告期間は、2018年2月16日(金)〜3月15日(木)です。

国が仮想通貨クラスタに割と優しいのは、納税の姿勢を見せているためだと思っていますので、真面目に義務を果たすことにするとしましょう。

 

 

 

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。

ちなみにわたしはまだ税金計算が終わっていません。来週末には必ず・・・。