【思えば、孤独は美しい 糸井重里】
糸井重里さんの【思えば、孤独は美しい】が先日うちに届きました。
ラジオ番組の司会者が
「孤独を感じることは?」と質問した
とても軽やかに谷川俊太郎は答えた。
「孤独は前提でしょう」
夜を見ながら、風呂にでも入ろうか。
(孤独は前提 P156)
1ページに収まるぐらいの言葉たちが、300ページ弱に収められています。
詩文のような警句のような不思議な言葉たちです。
短いからさっと読めそうでいて、読めない。短い言葉の中に折りたたまれてぎゅっと濃縮されている意味と言葉を読んでいくと、なかなか読み飛ばせない。すごい情報密度です。でもそんな風に、本の中を、まるで対話しながら散歩するように読んでもらえるように、この本はできているんじゃないかな。
装丁もすごく凝っていて、ヒグチユウコさんのイラストは額に入れておきたいくらいの繊細で美しい一枚絵だし、縒り紙の表紙は持っていて手触りがいいし、側面はチョコレート色になっていて、すごくお洒落な感じがする。自分みたいな流行オンチが言うのもなんだけれど、喫茶店とかにインテリアとしてどうですか? ……とお薦めしてみる。
普段は電子書籍派だけれど、こういう本が一冊手元にあってもいいですねえ。ほぼ日手帳とセットで持ち歩いてもお洒落かも。少し自分の世界が広がった気がします。
本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。
他の本と一緒に買いました。
同系統の蒼井ブルーさんの本も一緒に。