読み耽り書き散らすのが理想の生活

ネット的世界の端っこで考えたことを書き留めているだけのブログ。

【内田洋子さん 新刊】

イタリア在住でエッセイスト・ジャーナリストの内田洋子さんの新刊がこの8月に出ていたのでAmazonで即ポチ。内田洋子さんは文章のセンスがとてもいいんですよ。 この夏 最後の購入。 本当はKindleで買いたいんですけど、著作は一冊も電子書籍になっていなく…

【ジョブ理論】と【9プリンシパル】

クレイトン・M・クリステンセンさんの「ジョブ理論」と伊藤穣一さんの「9プリンシパル」を読んでいる。なかなか面白い。 なぜあの商品は売れなかったのか?世界の経営思想家トップ50(Thinkers50)連続1位。「破壊的イノベーション論」の提唱者、クリステンセン…

社会のバージョンアップで法整備が大変そうだから、推進させるアイデアを考えてみた

車の自動運転、仮想通貨、遺伝子治療など、新技術の登場で社会がまたバージョンアップしようとしています。VALUなんてもうまった無しの段階ですね。 そんな中、運用するための法律の制定の進みが遅いことが問題になっています。むべなるかな。現在の社会の仕…

無限の情報と「アテンション」の価値

いつものことながら、突然ですが。 市場というモノは、交換するための場所です。交換するものとされるもの、ふたつがそろって市場は機能します。 たとえばある村人は野菜を差し出し、肉が欲しいとする。一方で猟師は肉を差し出し、野菜が欲しいとする。 もし…

「環境適応戦略」を考えてみた

1.「環境に適応できるものが生き残る」 よく取り上げられるダーウィンの例え話に、「生き残るのは強いものではない。環境に適応できるものが生き残る」なんて言われます。 環境に適応できる、と言ってもみっつほどやり方があって。ひとつは①自分自身を環境…

【リスクと生きる、死者と生きる】

ほぼ嗅覚で予約してみました。石戸諭さん著。 8月6日(広島)、9日(長崎)、そして8月15日(終戦)が過ぎてからの発売でタイミングが悪いような気もするけれど、きっと一過性のブームで終わらせたくないんだってことなんだと勝手に解釈している。 (A…

文学のポテンシャル

1.ツイッターで話題になった文学の意義 文学の意義とはなんでしょうか。 文学部で学ぶ意義とは、翻って言えば文学の意義ですが、それについて語ったつぶやきが先日ツイッターで流れてちょっとした話題になっていました。 理系学部の意義、法経済学部の意義…

知覚できない変化で、行動を変えるのは無理だけど。

1.ファミレスにて ファミレスに行ったら、高校生ぐらいの女の子が4人、4人席に集まっていたんですよ。通路を挟んで離れた席に自分は座ったんですけど、そう混んでもいなかったし、女の子たちも声をひそめる気配がなかったので、その気もないのに内容が聞こ…

目指す憧れの人を持つと成長が早くなるという話

憧れの人がいると、成長が早いんですよね。 憧れの人っていうのは、「こうなりたい」と思うからこそ憧れの人であって、それはつまり自分にとっての目標とかお手本という意味なんですよね。格好良く横文字でロールモデルと言い換えることもできますね。 憧れ…

【月の満ち欠け】

佐藤正午さんが「月の満ち欠け」で第157回直木賞を受賞されました! 昔からこの方の文章は好きなんですよ。なんだかしっとりとした手触りがあって、しかも艶があるんです。文章の評価の仕方としておかしいのかも知れませんが、でもそういう感じです。 でも佐…

かつて願った未来のまっただなかにいる今

突然ですけど、アウディの新型A8にはついに世界初の自動運転機能(レベル3)が搭載されるそうですね。 VRはすごくリアルな世界が味わえるし、VALUで個人で株式発行みたいにお金を集められるようになっているし、ドローンがその辺を飛んでいるし、なんだか未…

【未来の年表 人口減少日本でこれから起きること】

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)を購入し、ちょうどいま読んでいるところなのですが……。この本はこれからの社会人・学生を問わず、必読の参考書のような気がしています。 というのも、未来の予言の書としてとても役立つと思う…

学ぶちから = 試すちから

学ぶっていうと、どうしてもこんな風に思ってしまうんですよね。 「学校に行って、机に座って、ペンを動かしてノートを取る」 でも、社会に出ると、学ぶってこういうことじゃないってことがわかってくるんですよね。同じ情報を得ても、使いどころでライバル…

「人生の勝算」はやっぱりアツい本でした。

たとえば…… ・人の三倍の密度の人生を突っ走りたいけど、どうしたらいいかわからない人 ・適度に成功しているけれど、次のステージでどうしたらいいか見えていない人 ・なんか人生に手応えを感じていない人 ・希望に燃える学生さん ・何か自分の夢を追ってい…

読書の質をあげる方法

読書といえばインプットの代表みたいなものですけれど、ただ漫然と本を読んでも意味がありません。読んだんだけど読んだ内容はほとんど頭に残っていない…なんてことないでしょうか。 本を読む前と読んだあとで、自分のどこか一部分が変わってしまっているの…

競争相手とルールが大きく変わろうとしている「ガラガラポンの時代」

トヨタ自動車の株主総会が先週14日にあったそうです。 総会で豊田社長は「予測できない時代。前例踏襲ではなく、スピードと前例無視で行動していく」と述べました。自動車業界には、自動運転・コネクティッド(つながる車)・シェアリング・EV(電気自動車)…

面白いIQテストみつけました

面白いIQテスト見つけました。 デンマークのIQテストで、信頼性が高いらしいです。 問題は39問、40分。日本語はありませんが、英語が選択できるので問題ないと思います。なお、テストには言語問題は出てきませんので安心ですね。視聴にはフラッシュプレイヤ…

反目しあっているけれど、実はそれで釣り合っている

他人の不幸に寄り添わずにはいられないタイプの人、いますよね。良い人すぎて、幸せになるのに罪悪感を感じるというような方。どうしてこんなことを言い出しているのかといえば、ちょうどそんな小説を読んだばかりというだけなんですけれど。 理性的に言えば…

【情報展開_ご参考】Amazonで講談社文庫の50%セールやってます。

【情報展開】Amazonで講談社文庫の50%セールやってます。6月8日(木)までみたいです。 Amazon.co.jp: 講談社の書籍・雑誌 1万点 最大50%ポイント還元セール(6/8まで): Kindleストア 出たばかりの掟上シリーズ新刊とか 森博嗣さんの新刊とかがお買い…

日経平均2万円超えた

今日、日経平均が2万円を超えていました。 証拠。Yahooより。 グラフのレンジを広げてみましょう。2015年8月ぶりの2万円超えみたいです。お久しぶりです。 株価があがったのはミサイル危機が一段落したと思われたからかも知れませんね。つい最近までミサイ…

世の中で大事なことは自然からも学ぶことができる

10年も超えて働いているといろいろと色気が出てきて、投資なんか始めちゃうわけです。投資商品を見ていると、ハイリターンと言われているものはたいがいハイリスクで釣り合っていて、世の中うまいことできているなあと思います。たとえて言えば元本が絶対保…

みみずくは黄昏に飛びたつ(騎士団長殺し考察)

先月に発売された、芥川賞作家の川上未映子さんによる村上春樹さんへのインタビュー本「みみずくは黄昏に飛びたつ」。インタビュー期間は初回が2015年。そこからしばらく期間が空き、2017年の1月下旬から2月にかけて3回立て続けのインタビュー。 …

コマツのコムトラックスがすごかった

コマツというメーカーがあります。売上2兆円に迫る世界2位の建設機械メーカーです。建設機械といって、このブログを読む方がどれだけイメージがつかめるかというのはありますが、例えばパワーショベルとかブルトーザーとか工事現場で使う機械ですね。 で、コ…

「ロボットには心がない!」とか言われると気になってしまう

「ロボットには心がない!」ってマンガの主人公がよくドヤ顔で言ったりしてるのが気になるタイプです。 ルンバなんかを見てると、いつもちょこちょこ床を掃除してくれて、なんかちょっと可愛いやつだから心を持って欲しいとか思うのかも知れない(ルンバもっ…

欧米の大学生たちが教養としてもっているもの

少数の正義の味方たちが、大兵力で押し寄せる大帝国の悪いヤツらをばったばったとなぎたおす・・・少年マンガの王道展開です。こんなストーリーのマンガや映画、ひとつやふたつ、皆さんの頭の中にぱっと例が浮かぶのではないでしょうか。 この胸熱の王道スト…

咲かねば散るもないけれど

寒の戻りというほどでもないのでしょうけれど、今日はなんだかとても寒い日でした。 聞いた話では前日よりも10度も気温が低くて、これだけでも嫌なのにしとしとと陰気な大粒の雨まで降って、陽光も届かず暗くて、枯れ林みたいに寒々しい。近所の畑に咲く黄色…

140文字のつぶやきを集めると、何に分類されるのか

twitterは、140文字以内でつぶやかなければいけない世界で、あるいは140文字で世界を切り取らなければいけないつぶやきで、一見するととても不自由に見えます。けれど俳句の5・7・5のように、伝える言葉には制限があったほうが、発信者もよく考えるから、…

「あいつはああいう奴だから」って言うじゃない?

「あいつはああいう奴だから」ってときどき聞きますけれど、この言葉は諦めていると同時に、話題になっているその人を、受け入れる言葉でもあるんですよね。受け入れるときにちょっと評価をさげているけれど、見方を変えれば、相手を等身大のまま受け入れて…

「ほぼ日」上場 糸井重里さんとシェアするもの

株式取引は美人投票と同じだと言われます。 これは結構皮肉な意味合いがあって、取引参加者は自分が美人だと思う人、に投票するんじゃないそうです。周囲をよく見て、皆が美人だと思いそうな人、つまり票が集まりやすそうな人に投票するんだそうです。株式取…

自分が死んだらKindleのライブラリはどうなるのか?

僕はいわゆる電子書籍派でして。頻繁に電子書籍を購入してはアイフォンのKindleアプリで空き時間に読書を楽しんでます。たしか2013年夏からKindleを使い始めたと記憶しているんですけど、このKindleの電子書籍冊数が、この2017年3月に800冊を超えました。現…