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中小企業の承継へ税優遇拡大 報道に思う

今日の日経の一面で、中小企業の承継へ税優遇拡大が報道されました。

 

政府・与党は2018年税制改革で、中小企業の世代交代を促すために税優遇を拡大する。承継する非上場株式のすべて(現状は3分の2)について相続税を猶予し、事業を継続する限り支払わなくてよくする。日本は後継者難で25年には130万近い中小企業が廃業の危機に陥る見通しだ。

 

経済成長が連続58ヶ月を超え、いざなぎ景気超えの現状。大企業は一息ついて、日経平均も再び3万円を目指すような声も新聞に出てきて、さらに安倍首相は異例にも企業への賃上げを要求して、世間は景気がよくなってきているんだなと思うような出来事が報道されています。

 

でも好景気の恩恵をまず受けるのは大企業。なかなか良い手もなく仕方がないことではありますが、中小企業はどうしても後回しになりがちです。

 

加えて中小企業は後継者不足に悩んでいて後事に憂いがあるということであれば、これは大変なことだろうと思います。

 

中小規模であれば、会社の株式=資本を社長は一族が持っているということはフツーにあります。けれど、社長個人という面からしたら、それは個人の資産ですから、相続するときには相続税がかかってきます。でもこのお金、世の社長さんたちは、会社に何かあったときのために別にして取っておいているお金だ、という気持ちで持っているんだと思うんですよね。零細企業だったら、なおさら有り得そうな話です。

 

そんな大事な虎の子貯金を相続で取られたらそれは大変ですよね。これを猶予する制度に変えるというのは、良いことだと思います。

 

 

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日本は後継者難で、2025年には、130万社近い中小企業が廃業に陥る危険があるそうです。中小企業の層の厚さは、日本経済の底力ですので、ここに支援を手厚くするのは良いですね。

 

今、企業を飛び出てフリーランスで働いてる方も多くいらっしゃいます。フリーで武者修行を積んで、実力をつけて、後継者難に陥っている中小企業を助けて引き継いでいく、という展開があったら熱いですね。

 

 

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。

いろいろなことが繋がって、うまくいくといいですね。