同調圧力に反対なのでダイバーシティが好きになりました
日本って同調圧力が強いじゃないですか。
同調圧力とは、簡単に言えば、みんなと同じようにしなさい、みんなと同じように感じなさい、同じ価値観で動きなさいっていう奴ですね。
そして閉鎖的なところほど同調圧力が自然と強くなるんですよ。
ところで、わたしって価値観を押し付けられるのってすごく嫌いなんですよね。
だから相手に価値観を押し付けないようにしています。自分がされて嫌なことは相手にもしないようにしているわけですね。
たとえば自分の中で結論が出ていても、相手に選んでもらうようにしています。あまり心的距離が近くなるとこれもやっぱり強制になることがあるので、深い関係になる必要のない人には、そもそも初めからあまり近づきすぎないようにしていたりするんです。
どちらかというと、ビジネスライクな付き合いのほうが好きなタイプなんですよね。ビジネスライクって言うだけでなんだか一人前な空気感が出て誤魔化せそうですけど、まあ社交性が低いだけなんですけどね。
で、閉鎖的な環境で育ってきた方というのは、同調圧力があるのが自然なんですよね。同調圧力が無い環境を体験したことがないから、どういう状況が同調圧力をかけているということなのかがきっと把握できないんだと思います。
職場には、学校から就職までずっと地元という人も少なからずいらっしゃるんですが、ものすごくナチュラルに、確実に悪気なく、ジャイアン的に、同調圧力を使ってくるんですよね。もう押して押して押しまくってくる。
価値観を押し付けられるのが嫌いなわたしにとっては、その悪気ない同調圧力がものすごく嫌だと感じる瞬間があって、それがどうしても馴染めないと感じることがままあります。人間ですからね、もう偽っても偽りきれないところがあるわけです。
すごく勝手な言い分だと自分でも思うのですが、わたしからするとそういう方は、歩く暴風雨ななんです。巻き込まれたくない!
そうは言っても仕方が無いので、大人になったり無になったりして受け流しております。ときおり同調したかのように動いたりしますが、そのときに目に光が無いこともあるかと思います。まあ長寿命を誇るLEDライトだって点かないことがありますからね、生物の目に光が無いこともありますよ。そりゃあね。
同じ価値観の人間ばかりだと質の良い意思決定ができないという研究結果があって、さらに同じ人間ばかりだと環境変化に弱くなるんですよね。だから同調圧力が強すぎる企業は、将来的に危機に陥る可能性が高くなる。
だから各企業は、まさに今、こぞって多様性・ダイバーシティを強化しようとしているんですよね。時代は多様性に傾いています。多様性ということは、相手の価値観を認めるということです。つまりは自分と相手との価値観が違っていても、それを問題にしない。きっとダイバーシティ化が進めば、今は空気のように存在している同調圧力もやわらいで、もっと生きやすい世の中になるのでしょうね。
ダイバーシティも進んで、ダイバーシティ2.0にアップデートされようとしていますから、さっさとアップデートを終わらせてもらいたいものです。もっと早く社会が進歩すればいいのにと本気で願ってます。
現場からはそんな感じで。以上でした。
「トークン」とは何か。調べてみたので結果を報告します。
トークン(Token)。
仮想通貨界隈でよく聞く「トークン」という言葉ですが、これが一体なんなのか? ずっと疑問でした。
とりあえず、特定の仮想通貨から生成できるもので、さらに機能については明確に説明されているのでわかります。
最近、イケハヤさんが記事にまとめていましたね。わかりやすく「トークンの5分類」を解説するよ。 : まだ仮想通貨持ってないの? 明快でわかりやすいです。
しかしこれはトークンを機能という一面から説明しただけで、まあ現代で使う分には充分なんですけれども、「そもそもトークンとは何なのか?」という自分の疑問は解消できませんでした。
そういうわけで、レッツ調査。
1. 辞書によると
英和辞書でTokenを調べると
1 しるし,象徴; 証拠
as a token of my appreciation 私の感謝のしるしとして.
2 記念品,形見; 証拠品.
3 (地下鉄・バス料金などに用いられる)代用貨幣,トークン.
4 [通例修飾語を伴って] 《主に英国で用いられる》 (商品との)引替券.
それから、Wikiを調べると
トレーディングカードゲームにおいて、カードの効果によって生み出された手駒(クリーチャー、ユニット、モンスター等)を示す目印のこと。
しるし、代用貨幣、手駒を示す目印。
うーん、わかるようでわからない・・・もやもやする・・・・・・。
2. キーワードは「文字以前」「シュメール文明」
「シュメール文明」をご存知でしょうか。簡単に説明しますと、紀元前3500〜3200年頃にメソポタミア南部に興った最古の都市文明です。この都市文明からウルク古拙文字と呼ばれる文字が生まれてくるのですが、その文字の発明以前に使われていたのがトークンです。トークンは計算具として使われていました。(参照:世界の文字)
トークン写真(http://www.usu.edu/markdamen/1320Hist&Civ/chapters/16TOKENS.htm)
トークンは1センチ程度の大きさの、様々なかたちをした粘土片だそうです。(実際には焼いてあるので焼き物、陶片という表現のほうが実感としてわかりやすいと思います)
さらに参照したサイト:世界の文字では、下記のような指摘をしています。
1977 年以後,シュマント=ベセラット(Denise Schmandt-Besserat)はウルク文字の起源について,次のような指摘を行っている。ウルク文字に先行する段階として,紀元前 9 千年頃からすでに,イラク,イラン,トルコ,シリア,イスラエル,パキスタン,インド,エジプトなどの広範囲にわたって記録用粘土標(クレー・トークン clay token)が記憶の補助手段として使用されていた
というわけで。
でもトークンの起源が紀元前9千年にあり、その指摘が1977年(結構最近)にあったということがわかりました。
そして、トークンは計算具で記録用粘土標だということです。そのトークンが文字になった、と……。
さすが教科書記述。いったいなんのことやらという感じですよね。
3. 補完される情報
歴史を変えた6つの飲物 ビール、ワイン、蒸留酒、コーヒー、茶、コーラが語る もうひとつの世界史 という本があります。ちょうど読んでいた手持ちのこの本に、トークンについての記述がありました。ちょっと長いですが引用します。
税としてなにを納め、対価としてなにを支払ったのかを記録しておく必要があった。そこで税の領収書として考えられたのが、土の”封筒”にトークンを入れておくという方法である。この土の”封筒”は粘土で貝殻状に作ったブッラと呼ばれるもので、揺すると、なかにいれたトークンが転がって音を立てた。穀物、布地、あるいは個々の家畜の標準的な量を表すのに、さまざまな形のトークンが使われた。なにか物を神殿に納めると、それに見合うトークンが土製の封筒に入れられた。そして、なかのトークンと税として納めた品が合っていることを示すために、徴税者と納税者がそれぞれの印章を封筒の土の湿った部分に押した。そのうえで封筒は神殿に保管された。
なるほど! ストーリーの辻褄は合いました。つまりはこういうことでしょう。
たとえば。
村人Aさんが神殿に穀物と布地と牝羊を1単位ずつ納税した。
本来、領収書の発行、あるいは納税台帳に記録がされるべきですが、残念ながら文字がまだ無い時代、納税書類は発行できない。かといって記録しないとあとで揉め事の種になる。
なので、納税した分だけ、それに対応する粘土片を土封筒に封入し、それを記録にした。
この場合は、神官が、穀物のトークン1つ、布地のトークン1つ、牝羊のトークン1つを村人Aさんのために発行。
そして、記録として保管する……。
トークンは意味を持った粘土標で、ひとつひとつが穀物や布地や牝羊、その他に数詞の意味を持っています。これを封筒に封入することで意味を組み合わせ、現代でいう納税証明書や領収書、他にも借用書として機能していたようです。前項のトークンは計算具で記録粘土標だという定義にも当てはまりますね。
トークンは1形状で1つの意味を表すようですが、複合トークンのようにくっつけて上級の意味をもたせたりもしたようです。さらに複数のトークンを1つの封筒に入れられるのであれば、領収書よりも複雑な契約の覚書のようにも機能させることができていたのかも知れませんね。このあたりは考古学的なロマンですな。
そして紀元9000年から使われていたこのトークンですが、紀元3500ー3200年ごろ、「トークンをいちいち土封筒に入れて保管するのは面倒だ。トークンを粘土板に押し付けて、印をつけて、それを記録っていうことにしておけばよくね?」ーーと考えた人がいたのかどうかわかりませんが、とまれ、トークンからより便利な「文字」が発明されました。トークンはこうして本来の意義を失ってその姿を消していくとことになったわけですね。
(記録用粘土標=トークンが、「文字」に変わっていく)
4. まとめ トークンとは
まとめると。
・元祖トークンは粘土片
・計算具・記録用粘土標として使われていた
・文字の発明よりも前のすっごい昔に、文字の代わりに使われていた。(たぶん)原則的には1形状で1意味。布地トークンとか牝羊トークンとかある
・土封筒にまとめられて、納税証明書や領収書の代わりになっていた
ということです。
歴史的なトークンの使われ方を踏まえると、しるし、代用貨幣、手駒を示す目印 という意味が派生してきたのはわかりますね。
粘土片である牝羊トークンは、牝羊というナマの存在価値に対応する、記録媒体だったとも言えるでしょう。価値の記録媒体としてのトークンを流通させれば、それは通貨の代わりとしても使えただろうことも想像できます。もちろん、使用者も交換対象も制限されて、現在の通貨ほど便利なものではなかっただろうことは前提ですが。
仮想通貨から派生するトークンは、様々な意味や役割を、デジタル物質に付与することができます。紀元前のトークンとはさすがに比べ物にならない便利さです。現代のトークンが充分に活用できるように環境を整備していきたいものですね。
本日は当ブログにお越しいただきありがとうございました。
記事をまとめるのに結構時間がかかってしまいました。
被災者と呼ばないで(Don’t Call Us Victims)
福島県飯舘中学校の生徒が、英語弁論大会の全国大会で発表した原稿が掲載された記事を見つけたので、リンクを下に貼っておきます。
あのときから7年が経って、正直どう応援したらいいかわからないのですが、まずは現地の声を拾うところからなのかなと。
全国大会原稿:被災者と呼ばないで(Don’t Call Us Victims)
http://hanamarukoukyouiku.blogspot.jp/2018/02/
発想力は移動距離に比例する。
発想力は移動距離に比例する。そんな法則があるそうです。
発想と移動はなんら関係性がなさそうですが、これ、主張している人は結構多いんですよね。ホリエモン、高城剛氏、アパホテルの元谷社長。
いろいろなことを考えて行き詰まったとき、ちょっと遠くへドライブに出たり、旅行したりすると、新しい発想が出てくる。
古来より、文章の考え事をするには「枕上、厠上、馬上」が良いと言われます。現代の言葉に置き換えるなら、「寝る時、トイレのとき、移動のとき」というところでしょうか(わたしはこれにお風呂のとき、を付け加えたいですが)。
移動したときに良い発想が得られるというのは、昔の人もわかっていたことなんですね。
きっと移動によって体験できる「いつもと違う環境」が、知らず知らずのうちに凝り固まった頭をほぐしてくれるのだと思います。人は、環境から常に音や光で刺激を受けています。見ているようで見ていない風景も、可視光線として周囲の環境に反射して目に飛び込んできている。耳も、車のタイヤの音、ファンの回る音、遠くの誰かの話し声など、いろいろなものを無意識のうちに聞いている。
無意識のうちに飛び込んでいる刺激が変われば、神経回路がびっくりして、いつもと違う電気信号を走らせてくれる。そう考えると、いつもと違う発想が自分の脳髄から出てきてもそんなにおかしくないですよね。
同じ場所にとどまっていては、同じ発想しかできません。発想が変わらなければ、行動も変わることもありませんし、人生も変わることがないでしょう。逆に言えば、意識的に移動して、発想を広げる。発想が変われば、行動が自然に変わってくる。行動が変われば、出会いが変わって、ひょっとしたら人生も変わるかも知れません。
引っ越ししたり、異動や転勤で職場を変えるというのはそういう意味では良い機会です。大きな移動ではなくても、旅にでも出て、少し発想をずらすと、素晴らしい出会いがあるかも知れませんね。もうすぐ春ですし。
確定申告に行ってきました
確定申告に行ってきました。
初めてだったので少し緊張しました。事前の準備も大変でしたが、そのせいか実際に行ってみたらさっくりと終わって、試験明けのような解放感。
生まれてはじめての確定申告。体験記。
税務署にお邪魔するのは初めてだったのですが、総合庁舎のためか近代的で綺麗な他建物。
中に入り、「確定申告はこちら」というでかい看板に従って歩くと、出国審査のときのような長い行列がありました。それに素直に並ぶと、脇には連日の激務での疲労を隠しきれない税務署員の男性。「そうか、確定申告の期間というのは、税務署員にとっては『祭り』のようなビッグイベントなんだ」と初めて知ることができました。
自分の番が来ると、件の男性から、今日はどんな申告ですか、と聞かれるので、雑所得(仮想通貨取引益は雑所得)の申告です、と答えます。すると、これ、わたしはすごく不思議な言葉にだったんですが、
「パソコンは使えますか」
と聞かれました。
(確定申告でパソコンを使うならWebにキー入力するぐらい。どんな人でもできると思うけど、この人はいったい何を確認したいんだろう)とまあ後から振り返るとそういう疑問だったのですが、そのときはすぐにわからず、
えっ? と思わず聞き返すと、
「まあ大丈夫そうですね。わからないところは聞きながらやればいいから、これ」
とクリアホルダーに入った書類を渡されました。自分の疑問を質問する時間は見事にスルーされました。まあスルーで正解でしたけれど。書類には番号が書いてあり、申告の待ち順番がこれでわかる仕組みのようです。
行列に続いて部屋に入ると、そこが待合室になっていました。50人ほどの人が入れるスペースで、番号を呼ばれた人から出ていきます。
周囲を見渡すと、若い人もいないわけじゃないけど、おじいさんおばあさんみたいな人が多い。確定申告は、きっと個人事業主の人が主な対象なのでしょう。
その部屋で30分ほど待たされ、番号を呼ばれたら次の部屋へ。次の部屋では立って使う長机があり、そこに衝立とパソコンが並んでいました。その長机が何個もあり、部屋の奥まで列が続く。ぱっと見で、60台くらい。
パソコンはE-Taxの画面につながっており、そこから納税者各自が納めるべき税金、あるいは控除を受けられる金額を入力する仕組みのようです。画面は、ざっくり言うとユーザー登録、収益、控除額、税金額の順に進んで行きます。
入力している間、税務署職員さんがあたりをうろうろしているので、わからないことがあれば、手を挙げて質問すれば、丁寧に答えてくれます。疑問点はさらっと答えてくれたので、助かりましたね。
雑所得の内訳を書いた紙を印刷して持って行きましたが、その数字について深く突っ込まれることはわたしはなかったです。額もそんなに多くないですからね……。入力が終わったら、税務署職員さんのチェックを受け、印刷された納税者番号が書かれた書類を受け取って終わり。
待ち時間を入れて、1時間半程度で無事に終わりました。
でも長いと4時間ぐらいかかることもあるそうですから、早めに行くのがベターですね。
必要なものをまとめてみた。
仮想通貨取引益の確定申告に持っていったものをまとめてみますよ。(あくまで個人の事例です)
1)事前準備① 仮想通貨取引益をどうやって計算するかという勉強
2)事前準備② 実際の計算
3)知識 仮想通貨取引益は雑所得
4)雑所得の内訳が書かれた紙(簡単なものでOK)
5)源泉徴収票(サラリーマンの場合)
6)マスク
おまけ (印鑑)
必要なもの解説
1)と2)は、ネットを使って基準を確かめ(体験談がたくさんあります)、エクセルを使って手計算しました。
あと、3)、確定申告をしたことがなくて、確定申告の仕組み自体にうとかったので、ムック本を購入して流し読みで見当をつけました。「雑所得って何?」という感じです。わたしの場合は次の本を使いました。自分ですらすらできる確定申告の書き方平成30年3月15日締切分
ただのムック本の知識で大丈夫かなと不安でしたが、結果から言えば、充分でしたね。 申告用紙の記入の仕方でわかりにくいところは、税務署職員さんが教えてくれます。
4)の内訳が書かれた紙は、BTC取引差損益 XXX、ETH取引差損益 ▲XXX、トータル差損益XXXと表にした程度の紙です。もちろんその結果に至るまではエクセルのシートを何枚も作りましたが、そこまでは印刷して持っていきませんでした。
確定申告の1ヶ月間は税務署職員さんも鬼のように忙しいはずですし、ちゃんと申告してるよー怪しくないよーという雰囲気があれば、深くつっこまれることなく、大丈夫なんじゃないでしょうかね……。もちろん額が大きければ別なんでしょうけれど。いや、差益額は合ってますよ! そのはず! 計算はあんまり得意じゃないですけど、故意のごまかしはないですよ。
5)の源泉徴収票は毎年1月を過ぎると前年のものが出てきますので、サラリーマンの方は各自会社から入手しましょう。わたしの場合はイントラネットからダウンロード&印刷できるので、お昼休みにこっそりやってました。いやこっそりする必要もないんですけどね。
給与所得+雑所得の合計額から累進で税率が決まるので、源泉徴収票が必要なわけですね。控除額も書いてありますから、源泉徴収票は必須です。
あと必須だと思ったのは6)のマスクです! 2−3月ということもあって、風邪とインフルエンザの季節です。しかもそこへ雑多なバックグラウンドを持っている大量の人が集まり、部屋にぎゅうぎゅうに詰め込まれるわけですから、感染予防には充分な注意が必要です。
本当は朝一番に行くのが正解なんでしょうね。わたしは昼過ぎでしたが…。人が少ない時間帯を狙うのはいろいろな意味で大事。
あと、ウェブで認印が必要だという情報を見かけたので持っていきましたが、わたしは使いませんでした。ただ書類に押印欄はあったので、場合によって押印が求められるのかも知れません。
初申告を終えての感想。
やっぱり確定申告は一種の「お祭り」なんだなという感じです。でかい誘導看板は出る、臨時駐車場できる、駐車場入り待ちの車列ができると大賑わいです。確定申告をする人ってこんなにいるんですね…。テキ屋が出ても不思議じゃないです。わいわいといろんな人が集まるなか、あまりの忙しさに殺気立ってる税務署職員さんもいるので、注意はいる感じです。納税者側も海千山千っぽいおじいさんが多いので、一筋縄ではいかなそうな人もたくさんいました。税務署の廊下では、海千山千みたいなおじいさんが声高に詰め寄るのを、税務署職員さんがいなしている場面も見ました。
おじいさんの話はいろいろと飛んでいましたが、趣旨は「納税方法が複雑でわかりにくい」ということ。気持ちはわかりますが、ここでそんなことを言ってもねぇ…という感じです。税務署職員の方も慣れているのでしょう、努めて冷静に、根気強く対応していました。
事前の準備をしっかりして、当日なるべくスムーズに申告できるようにすることが一番大切です。社会人の方なら、お互いが対等だというビジネスモードで臨めば問題ないはず。納税作業に変な消費者意識を持ち込むと、きっと話がこじれます。こじれれば税務署から目をつけられるので、良いことないですよね。だから準備大事。これホント。
なお、確定申告に慣れてくれば、カードリーダーなどのガジェットを追加することでE-TAXを使い自宅で申告できるようにもなるようです。まあこの先、仮想通貨取引で儲けることもそうそうないような気もしていますが、知識として持っていても良いかも知れません。
本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。
申告期限は3月15日までだそうですのでお早めに。
電気自動車普及にむけて世間は着々と進んでいるという話
今週も、EV(電気自動車)の普及に向けての動きがいろいろと報道されていましたね。
1.給油所でEV充電
経済産業省はガソリンスタンドでEV向けの電気、FCV(燃料電池自動車)向けの水素を供給できるよう、規制緩和の検討に入るそうです。(日経)
スケジュールは業界団体や有識者を集めて意見を聞いて、2018年5月までに方向性を出し、早ければ2019年には規制緩和に踏み切りたい考え。
(素案)
① EVやFCVの燃料供給は給油スペースから10m以上離れた位置
→ 給油スペースに併設可能に
② コンビニや物流拠点の設置を原則禁止
→ 設置を許可
③ 1名以上は必ず常駐
→ 完全無人化を可能に
④ タンクは地下に設置
→ 地上設置も許可
面白いのは①と②ですね!
これまでどうしてガソリンスタンドにEV充電スペースが無いのか疑問で、きっと経済合理性の問題だと考えていたのですが、実は国の規制の問題があったんですね・・・。①の項目で初めて知りました。でもこれは、安全面の検証さえできれば、今の静電気防止技術ならすぐに導入できそう。
②はきっと昔のガソリンスタンド保護政策の名残でしょうね・・・。昔(昭和ぐらい?)はガソリンスタンドでも飲み物なんかが売っていたので、コンビニとばっちり競合していたのですが、もうガソリンスタンドで休憩したり飲み物を飲んだりすることはなくなりましたからねー。
この規制がなくなれば、ガソリンスタンドとコンビニがコラボできて、収益性もあがりそう。
コンビニに車を止めて、買い物している間にEVをクィック充電、支払いはnanacoカードで・・・みたいな未来が見えますね。
2.レアアース使用減 モーター向け新磁石 開発成功
トヨタでレアアース(希土類)を半減させた新しい磁石の開発に成功。量産化はこれからのようですが、先を見据えた試みですね。
どういうことかと言うと。
そもそも、モーターは思いっきり簡単に言うと、コイルと磁石で構成されています。そしてモーター向けのような高性能な磁石は、レアアースを加えて作られています。ネオジムやジスプロシウムのようなレアアースを磁石成分に加えることで、過酷な環境下でも強磁力を保つことができる良い磁石ができるわけです。
このレアアースは需要によって変動しますが、結構高価です。2011-2012年ではレアアース市場を独占していた中国が、供給を絞って外交戦略の一環に取り入れたため、価格が暴騰する事件もありました。
その頃からレアアースの供給の多角化、各企業はレアアースの利用削減に取り組んで来ましたが、電気自動車の時代になればモーターがさらに使われ、レアアースの価格が上昇するシナリオは容易に想定できます。単なるコストダウン効果だけでなく、レアアース供給対策にもなる、一石二鳥の開発ですね。
3.無線給電システム
TDKが自動車メーカーと無線給電システムを共同開発するそうです。まあ無線給電システムを開発しているのはTDKだけではないですどもね。確か財閥系のどこかもやっていたはずです。
スマホでは既に製品化されている無線給電。EVに給電するとなると、供給する電気の量が違いますから、量産化までの道のりは長いですね。
電線を使わずに電気を送るなんて言うと夢物語のようですが、理論提唱の歴史は古く、19世紀末には無線送電の原理は示されていました。
示したのはニコラ・テスラという旧オーストリア帝国に生まれ発明家です。この人はあのGMのエジソンのライバルとして有名だった人です。二人の争いの象徴である直流・交流の電流戦争の経緯を眺めると、ニコラ・テスラはただの天才でしたが、エジソンはビジネスマンとしての貪欲なしたたかさが際立ちますよね…それはさておき。
無線給電ができるようになれば、車を止めるだけで充電できるようになり、充電プラグの抜き差しが不要になって、とても便利になりそうですね。
自宅はもちろん、充電装置付きのコインパーキングなんておもしろそうです。最寄りの決済機械にカードを通すと、充電が始まるなんて未来は便利そうです。
本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。
2017年くらいから時代の流れがぐっと早まったのを感じています。未来っぽい記事を増やしていこうと思います。
サウジアラビア中央銀行とリップルが契約締結
2月15日のニュースですが。
サウジアラビアの中央銀行は、国の銀行がブロックチェーンソフトウェアを使って支払いを決済できるよう、米リップルとの契約を結んだとのこと。
このパイロットプログラムは、サウジアラビアの銀行がRippleのソフトウェアを使用して国内外に出ている支払いを即座に決済することを可能にするためのものだそうです。
More on our pilot with @SAMA_GOV and its potential impact on #blockchain adoption in the region https://t.co/bOyHa7TfZH
— Ripple (@Ripple) 2018年2月15日
リップルネットワークだけを使うのか、仮想通貨としてのリップルも使うのかまではちょっと調べきれていないですが、期待できそうなプログラムですね。まだパイロットプログラムの契約なので、うまくいくと良いですね。
リップル(Ripple)は仮想通貨のなかでも国際送金に特化しているのと、半非中央集権型というポジションが良いんでしょう。
そしてリップルは「ブリッジ通貨」と呼ばれる特性を強く備えています。すごく簡単に言えば、ドルと円を、あるいは円とディナールをつなぐための「橋渡し的な存在」な存在になれるということです。
通常の為替両替を加えた海外送金は、いくつもの銀行や送金業者が古いシステムを使うため、速度も手数料も信頼性も、21世紀の商取引には見合わない古ぼけたものとして評価されるようになっています。リップルがそれをきっと覆すことができると、わたしは期待しています。
提携先が増えれば増えるほど、ブリッジのつなぎ先が増えていくということ。リップルのプロジェクトは、どんどん形になってきているのを感じます。もちろん、リップルのブリッジ通貨化のプロジェクト が成功すれば、需給バランスの働きによって、リップル自体の価格もあがりますよっ。
しかしまさかリップルがオイルマネーを捕まえるとは、驚きです。
喩えるなら、「サッカー選手と結婚女子アナ」目指して、地下アイドルやっていた女の子が、気がついたら石油王と結婚していた感じですかね…。知らんですけど。
本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。