読み耽り書き散らすのが理想の生活

ネット的世界の端っこで考えたことを書き留めているだけのブログ。

目指す憧れの人を持つと成長が早くなるという話

 

 

憧れの人がいると、成長が早いんですよね。

 

憧れの人っていうのは、「こうなりたい」と思うからこそ憧れの人であって、それはつまり自分にとっての目標とかお手本という意味なんですよね。格好良く横文字でロールモデルと言い換えることもできますね。

 

     

 

憧れの人 イコール 人生のお手本

 

物事を習得するときに、お手本があったほうが習得が早いっていうのは当たり前のこと。お手本を見て、言葉では表れない微妙なコツややり方を学ぶことができます。物事を習得するときに非言語の情報っていうのは結構あって、しかもそういう微妙なところほど大事だったりするものですよね。

 

「この人みたいになりたい」っていう願いには、いろいろな想いが込められていることが多いです。

 

その人の性格、考え方、判断、振る舞い、雰囲気……どれも言葉では言い表せないものです。

 

けれど目指すものが曖昧だからと言って習得できないということではなく、憧れの人を真似ることで、少しずつ近づいていける可能性がある。

 

重大な判断をするときに、憧れの人あの人ならどうするだろう、と考えることで、良い判断をくだすことができます。ひょっとしたら、これを読まれている方にはそういう経験をされている方もいらっしゃるかも知れませんね。

 

憧れの人、というのは目標とイコールですから、立派であればあるほど良いと言えます。けれど、あまりに自分との距離がありすぎても目指す心が折れてしまうので、下のレベルというと印象が悪いですけれど、自分により近い憧れの人を何人か持つとさらにうまく行きます。

 

 

 

     

 

 

自分の世間を広く持って、憧れの人をみつけよう

 

自分の目指す憧れの人を持つには、できるだけ自分の世間を広く持つのがコツです。

 

人の質は、その人の集団の母数が増えれば増えるほど、高くなるものなので、狭い世間のままで、憧れの人を持つことは難しいかも知れません。

 

10人中1位の人を憧れの人を選ぶよりも、1000人中1位の人を憧れの人を選んだほうが、よりベターな人を選択することができる、とそういうことです。

 

もちろん10人から憧れの人を選ぶこともできますし、その一人がとても素晴らしい人であることもあるでしょう。そのときは貴方が非常にラッキーだったということです。神様の配剤に感謝しておきましょう。

 

 

 

     

 

  

ちなみに筆者の場合は、狭く世間を使っていたので、憧れの人というのを持たない子供時代を過ごしました。憧れの人をもったのは、10代も終わりに差し掛かったころだったと思います。だから成長も遅かったと思いますし、昔を振り返ってもったいないことをしたなあと思います。

 

今はネットのおかげで、自分からアクションを起こせば、たくさんの人につながることができます。ネットやSNSの他にも、知人や本やマスコミを通して、憧れの人が見つけられるはず。

 

そういう意味で、今の若い人は自分の「憧れの人」を見つけることができる可能性が高く、また成長も早いのだと思います。有利な環境でうらやましい。

 

 世間を広く使って、憧れの人をどんどん発掘すれば、貴方の成長はどんどん早くなるはず。

 

自分の目指す憧れの人を思い描くだけで、自分の背筋がピンと伸びる気がしますよね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【月の満ち欠け】

 

佐藤正午さんが「月の満ち欠け」で第157回直木賞を受賞されました!

 

昔からこの方の文章は好きなんですよ。なんだかしっとりとした手触りがあって、しかも艶があるんです。文章の評価の仕方としておかしいのかも知れませんが、でもそういう感じです。

 

でも佐藤正午さんの本を手にするのは「Y」か「ジャンプ」ぶり。もう10年以上前なんですね……。寡作な作家さんなのです。ご本人も1955年生まれということで、もう還暦過ぎての直木賞受賞ですよ。めでたいですね…!

 

今作の「月の満ち欠け」は流行りの生まれ変わりモノですが、生まれ変わる本人視点ではなく、周囲の視点から物語が描かれています。なので、単純な感動ものではなく、ひと味違った読後感が味わえると思います。生まれ変わりというのは、良いことばかりではなく、一種の呪いなのかも知れませんね。

 

 

 

 

 

かつて願った未来のまっただなかにいる今

 

突然ですけど、アウディの新型A8にはついに世界初の自動運転機能(レベル3)が搭載されるそうですね。

 

VRはすごくリアルな世界が味わえるし、VALUで個人で株式発行みたいにお金を集められるようになっているし、ドローンがその辺を飛んでいるし、なんだか未来がやってきているなあというのをひしひしと感じる今日このごろです。

 

文章を公開するにも、絵を書くにも、音楽を作るにも、動画を流すのもデジタルで簡単に、しかもたやすくコピーして配布できるようになって、無限とも思えるくらいの情報が日々流れて消えていく。それも手のひらに収まる大きさのスマホから、とても気軽に情報の滝に触れることができる。情報源といえば、雑誌かテレビ、それに人ぐらいしかなかったひと昔前に比べると、隔世の感がありますね。

 

 

何が言いたいかといえば、「むかし思い描いていた未来が、いままさにやってきているのだなあ」ってことです。「何を当たり前のことを。当たり前だろ、アホちゃうかこいつ」などとお思いかも知れませんけど、スマホで買い物をすると物品が届くというだけでも、冷静に考えてみると、本当にすごいことですよね。技術とビジネスのしくみが組み合わさって、とても便利なサービスが実現できているんですから。

 

かつて願った未来のまっただかにいるのに、日々の忙しさにかまけて、その未来を当たり前のもののように受け止めてはもったないと思うのですよ。

 

日常の風景が新しい未来に塗り替えられて変わっていく。変化していく。それはとてもおもしろいことですから、見落とさないようにしたいものですね。

 

 

 

 

 

【未来の年表 人口減少日本でこれから起きること】

 

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書)を購入し、ちょうどいま読んでいるところなのですが……。この本はこれからの社会人・学生を問わず、必読の参考書のような気がしています。

 

というのも、未来の予言の書としてとても役立つと思うからです。この先10年というスパンで考えたとき、ミクロな条件はいくらでも変わるので予測不可能ですが、人口というマクロな条件はほぼ変わりませんからね……。

 

日本人全員の課題が書かれた、試験で喩えれば問題文のような本です。解答は個々人で考えてください、というような。きっと3年後くらいに真面目に取り沙汰されるようになってくるので、今のうちに読んでおけば先回りして対策が打てるかもです。

 

人口減少カレンダー
2018 75歳以上人口が「65〜74歳」人口を上回る
2020 女性の過半数が50歳以上
2023 団塊ジュニア世代が50代
2024 団塊世代がすべて75歳以上
2026 高齢者の5人に1人が認知症患者とすると、患者数 約730万人
2040 団塊ジュニア世代がすべて75歳以上

 

なお本書には解答例もありますけれど、こちらについてはやや懐疑的ですね。使える情報だけ抜き取るような読み方をオススメします。

 

 

学ぶちから = 試すちから

学ぶっていうと、どうしてもこんな風に思ってしまうんですよね。

 

「学校に行って、机に座って、ペンを動かしてノートを取る」

 

でも、社会に出ると、学ぶってこういうことじゃないってことがわかってくるんですよね。同じ情報を得ても、使いどころでライバルと差が出る。あるいは、使うべきときに学んだスキルを発揮できなかったりとか、ありますよね。知っているはずなのに、うまくできない。あるいはいいタイミングでスキルを発動できない。似たような経験、お持ちじゃないでしょうか? わたしにはたくさんあります。

 

学ぶことの最終到達点は、学んだことを「血肉にする」ことにあると思っています。知っているだけじゃだめ。できるだけじゃだめ。少なくとも、学んだことを使いこなせるレベルに達していないと、役に立たない。

 

じゃあどうやったら学んだことを使いこなせるようになるのか。

 

 

 

 

簡単ですね。練習すればいいんです。

 

学んだら、それを早速試してみたらいいんです。試してみて、ダメだったら原因を考えて仮説を立て、修正して、また試してみる。それを繰り返しているうちに、だんだんと学んだことが自分の身に身についてくる。

 

前川さんの「人生の勝算」によると、小学生の頃から、前田さんは仮説を立てて、それを試していたそうです。そして、悪いところがあれば仮説を修正し、また試す。最終的には路上パフォーマンスで月に何万円ものお金を稼ぐようになったということです。(小学生が路上パフォーマンスで大金を手にする驚きのその経緯はぜひ「人生の勝算」を読んで確認してみてください。すげーってなります)

 

 そのうち、情報の断片から、仮説を立て、試し、修正してまた試す、というサイクルができるようになります。そこまで行けたらもう一人立ちですね。学ぶちからはもう充分です。あとは慣れてしまったそのサイクルを繰り返すだけで、学びが蓄積されていきます。しかも複利で。

 

しかも今の時代、そういう人たちがワールドワイドウェブ上にたくさんいらっしゃるんですよね。お手本がいっぱいです。特に一流のブロガーさんたちは、学んだことを惜しげもなく公表してくれるので、グーグル先生と合わせて大変助かっています。

 

学ぶってことは座学じゃないんですよね。試してみて、初めて本当の学びにたどり着ける。

 

学ぶちからが高いってことは、試すちからが高いっていうことなんだなと思います。

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。

「先に生きる」、というか「先に生きることを試した」から「先生」というんでしょうね。

 

 

 

 

 

「人生の勝算」はやっぱりアツい本でした。

 

たとえば……

 

・人の三倍の密度の人生を突っ走りたいけど、どうしたらいいかわからない人

・適度に成功しているけれど、次のステージでどうしたらいいか見えていない人

・なんか人生に手応えを感じていない人

・希望に燃える学生さん

・何か自分の夢を追っている人

ホリエモン以上の天才と呼ばれる人の生き方を知りたい人

・ファンビジネスの世界で生きている人

ライブストリーミングサービスに興味がある人

・Showroomを知っている人 

 

そんな人達に、昨日発売の「人生の勝算」がオススメです。

 心の熱量が高まりますよ〜。

 

 

 

 

仮説を立てて、鉱脈を見極めて、「決める」。あとはとにかく全力で掘る。掘り尽くす。とてつもない成果をあげる若者ってのはこういう人かと。

 

モチベーションを設計する、というくだりがプチヒット。前田さんにとってモチベーションって生まれてくるものじゃなくて、「設計」するものなんですね。

 

 

 

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

若くして成功した人つながりということで、ホリエモンの本もリンク貼っておきます。これも濃い本ですね。動けば動くだけ成功の確率が高まるっていうのは真理だと思いますね。

 

 

 

 

 

読書の質をあげる方法

読書といえばインプットの代表みたいなものですけれど、ただ漫然と本を読んでも意味がありません。読んだんだけど読んだ内容はほとんど頭に残っていない…なんてことないでしょうか。

 

本を読む前と読んだあとで、自分のどこか一部分が変わってしまっているのが、一番良い読書です。理想ですが、そこまでいくには、本の方も『あたり』をひかなくてはなりません。これはそうそう「あたる」ものでもないので、ちょっと難しい。

 

しかし自分自身が変わるところまでいかなくても、読んで得たことを、たとえば、次の日の行動にちょっとだけ反映してみたり、ブログに書いたり、友達に話したり、本で学んだ表現を使ってみたりだとか、なんらかのアウトプットは生みだせます。読んでただ楽しかったのなら、その楽しい時間、読書体験がアウトプットです。

 

つまり、残念な話ではありますが、アウトプットまでいかないと、本を読んだ、つまりインプットをした意味がなかった、ということになります。

 

読書するには、まず本のお金と、さらに読んでいる間の自分の時間を、コストとして支払っています。ある意味で読書は一種の投資です。だからインプットに見合ったアウトプットを求めたくなるのは、考えてみれば自然なことですよね。

 

アウトプットを意識する読書が質を高めるとわかっていながらも、自分でもついつい漫然とした読書をしがちなので反省しきりなんですけれど。

 

 

さて、読書の質をあげる方法ですけど、思いつく範囲では次の4つの方法があります。1→4の順で効果があるように感じていますので、読書の質を高めたいと思われている方は、試されてはいかがでしょうか。

 

 

 

< 読書の質をあげる4つの方法 >

1 目的、問題意識を持っての読書

 (何を知りたいかを明確にし、仮説を立てながら読む)

2 多読(他の本と比較する)

3 読書後、感想文を書く/メモを取りながら読書

4 本の重要な箇所に線を引きながら読書

 

 

 

でも一番大事なのは、読む価値が無い本を読まないことかも知れません。投資でいう「損切り」というやつです。本を買ってみて、実際に読み進めてみたら面白くなかったというとき、どうするか。一冊の本を読み通すことが偉いことだという風潮はあるし、本代を払っているから読まないともったいないということもあるのですけれど、読むのに費やす時間はもっと惜しいですからね。

 

 

 

(Web)「インプットの質」を上げる4つの方法 | The Startup

三色ボールペンで読む日本語

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

どうせなら後に残る読書体験がしたいですね。