ただのサラリーマンから名将になることだってある。(箱根駅伝2017)
今年2017年の箱根駅伝、青山学院大学が見事 三連覇でした。素直にすごい。
(たふたふの母校は負けてしまいました。。。悪い成績ではないと評価していますけど)
あの駅伝の伝統大会、箱根駅伝で3年連続の総合優勝すごいですね。
たふたふは普段あんまりスポーツとか見ないのですけれど、お正月の箱根駅伝だけは実家でこたつに入ってTV中継を見てます。
青山学院の躍進には、原晋(はらすすむ)監督の力があります。3連覇の立役者となれば、もう名実ともに名監督の座を得たと言えそうですが、原さんは、青学が久方ぶりに箱根で優勝した2015年まで、陸上界でもほぼ無名だったそうです。
中京大学を卒業して中国電力に入ったけれどもぱっとせず、陸上部から外れて普通の社会人、営業マンとして働いて10年経った後での、青学の監督就任のオファー。陸上から離れた人が、選手としてではなく監督として再び舞い戻った。
一方、青学は名門ですが、箱根を走る駅伝チームとしては、言ってはなんですけどぱっとしない印象です。そもそもが2009年まで30年以上箱根に出れていない予選落ちチームです。強豪というのは、ほんのここ数年のイメージです。
「サラリーマンあがりの監督とぱっとしない駅伝チーム」が、いかにして3連覇の偉業を成し遂げたのか? その秘密は、チーム作りにあります。原さんは、いわゆる「組織づくり、人間づくり」がもの凄く上手です。そこからさらに動物的勘というか、独特で絶妙な人材の見極め、采配が加わって、2017年の箱根3連覇というとんでもない結果につながっています。
ところで、そんな原監督、チームづくりを説いた本を出してます。
「エースを育てよ、エースに頼るな」「チャラいは最高の褒め言葉である」「陸上だけじゃない、人として成長できるか が大切なんだ」など、名言がたくさんあり、本に赤線をたくさん引きたくなること必至です。
陸上関係者じゃなくても、というよりも普通のビジネスマンにこそ「効く」言葉が詰まった本です。発売からちょっと経ってますけど、まだ旬です。内容も奇をてらっているようで、よくよく考えてみるととても合理的です。深い本ですので、ぜひこの機会に手にとってみてください。
ブログのエントリみたいな表題の本。
こっちはkindle版もあるみたいです。
ちなみに「箱根駅伝」の凄さはこの漫画で知りました。
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あけましておめでとうございます 2017
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
現在帰省している たふたふです。
お正月、お餅食べますよね。お雑煮食べますよね。お雑煮は地域でいろいろ作り方があると聞いてますけど、お餅は焼くか煮るかしてお雑煮にいれてますよね。
煮て柔らかくしたお餅を使う場合は、電子レンジを使うとお餅が簡単に柔らかくなるので簡単でオススメですよー。
どんぶりに水を入れ、その中にお餅を入れてチンするだけ。500W出力で3個3分でイケます。
鍋とコンロだと時間もかかるし、溶け出した餅が張り付いて後片付けも大変になるんですよね。。。電子レンジ技を教えてあげたら、母親が喜んでました。
というか、あれっ、いままでやってなかったんだ! という意外な思い。皆さんお餅をどう調理しているのか気になって夜も眠れないかも知れません。(誇張表現)
身近なひとのことでもわかっていないことがあるなあと、新年早々身が引き締まる思いです。(誇張表現)
やり抜くちからが欲しい。
やり抜く力の本を読んでいる。
養老孟司さんが、前にこんな内容のことを本の中で言っていた。
「アメリカというのは実にシンプルに考える国なんですよ。どのくらいシンプルかというと、世界は複雑だということが最近になってようやくわかってきて(カオス理論、複雑系の議論のこと)、学会で大騒ぎしてる」
このやり抜く力の本を読んでいて、思い出したのはそういうことだ。
物事を達成するのに真に大事なことは、才能ではなく、やり抜くこと。不屈の精神だというのは結構ありふれた話。
でもスポーツの世界などでありふれた「やり抜く力が最も重要だ」という話が、学問的に裏付けられたのは成果だと思う。ではやり抜く力というものはどういう風にしたら身につけられるか? あるいは伸ばすことができるのか? というテーマに移行できるからだ。
そのテーマの解答例を挙げてみよう。好きになること。ストレッチ目標を設定、クリア。それらを繰り返すこと。そして「歴史に残る大聖堂を作っているんだ」と思いながらレンガを積み上げること。・・・。
やり抜く力を伸ばすために、地味なことが大事だというのは、派手好きのアメリカ人にとってみると結構意外で目新しいことだと映るのかもしれない。「才能のある人が流星の如く現れ、ビジネスでのし上がって一生かかっても使い切れないくらいのお金を稼いぐ」というのが、なんていうか、アメリカ的成功のひとつの形だから。
努力が好きな日本人にとっては、そう目新しい内容はないかも知れないけれど、「やり抜くこと」を一度体系的に学びたい人、もしくは努力の仕方はわかっているけれども壁にぶつかっている人は、再検証のために、この本を手に取る価値があります。あ、あと、自分の子供にやり抜く力をつけるために、どう育てればいいか悩んでいる方にもお勧めです。
やり抜く力の本。親御さんは是非。
養老さんの本。
「自分は不幸?」 とりあえず確定させたら?
上機嫌を技にする本を読んでいていいこと書いてあった。
本当に地味にいいことが書いてある良書。
カジノ法案が通ったと聞いてワクワクしてる
カジノ法案が成立した。
依存症とかの話は前に書いたから脇に置いておくとして、カジノができたときの産業波及効果をあれこれ妄想してみたい。
わざわざ特区を作るのだから、カジノ法案が目指すはミニラスベガス。
ラスベガスには行ったことはないが、映画やエッセイではお馴染みの場所だ。ちなみに作家の浅田次郎さんはラスベガスが大好きらしい。
まさかカジノという箱だけぽんとおいて終わりじゃないだろう。ターゲット層は外国人を含めたハイクラス。エリアにはドレスコードも当然あるだろう。セキュリティも高度じゃなきゃいけないし、一方でVIPだらけの世界だからプライバシーも最高レベル。賭け事だけじゃなく、ハイクラスのショービジネス、グルメ、酒、宿泊施設も当然いるよね。最終的にはセレブ向けの最高級サービスを備えた不夜城だ。
今まで日本は国民平等、1億総中流の建前でやってきたから、本当の金持ちむけのコンテンツはなかった。いやあるところにはあるのかも知れないが、あんまり大っぴらになっていない。これは世界的に見れば珍しい。
富貴の差というのは、大きい方が世界標準だ。
日本では総中流でみんなが普通という建前のため、カジノのような「お金持ちオンリー」のコンテンツは珍しい。
カジノ構想がきっかけになって、新しい何かが出てくればいい。それがわたしの期待だ。
ショービジネスなんかは総合芸術だけど、海外、日本の金持ち相手なら限定上演ということで単価をあげられるだろうから、創作の自由度も高まり、少数層向けの前衛的な作品もできるだろう。それに、その場はパトロンが新しい芸術の才能を見出す場になるかも知れない。
カジノのように着飾る場が出来れは、服飾、宝飾業界にとっては新しく良質な市場が出来ることを意味する。新しい市場から新しいモードが発信されることもあるかも知れない。セキュリティやプライバシーも、IT技術を活かしてスマートに管理できるはずだ。高級感が必要だから先進技術が採用されるだろうし、またその実験結果から一般市場への展開もあるはず。羽田からカジノまでの直行リムジンやヘリのような特殊インフラも出来そうだ。
総じて言えば、お金をかけられる「ハイクラス市場の出現」は、予算がかかって簡単に一般市場に出せなかった商品やサービスの「実験場の出現」と同じだと思ってる。実験場が出来れば、いままでできなかった新しい何かが生まれてくるんじゃなかろうか。
カジノから始まる、新しい市場。新しい商品。一般市場への波及。
想像するとワクワクしますね!
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