この世はしょせん夢芝居

考えたことをエッセイに書いてます。本の紹介もしています。目指しているのは「ゆるふわなチラ裏」。

やり抜くちからが欲しい。

やり抜く力の本を読んでいる。

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養老孟司さんが、前にこんな内容のことを本の中で言っていた。

「アメリカというのは実にシンプルに考える国なんですよ。どのくらいシンプルかというと、世界は複雑だということが最近になってようやくわかってきて(カオス理論、複雑系の議論のこと)、学会で大騒ぎしてる」

 

このやり抜く力の本を読んでいて、思い出したのはそういうことだ。

 

物事を達成するのに真に大事なことは、才能ではなく、やり抜くこと。不屈の精神だというのは結構ありふれた話。

 

でもスポーツの世界などでありふれた「やり抜く力が最も重要だ」という話が、学問的に裏付けられたのは成果だと思う。ではやり抜く力というものはどういう風にしたら身につけられるか? あるいは伸ばすことができるのか? というテーマに移行できるからだ。

 

そのテーマの解答例を挙げてみよう。好きになること。ストレッチ目標を設定、クリア。それらを繰り返すこと。そして「歴史に残る大聖堂を作っているんだ」と思いながらレンガを積み上げること。・・・。

 

やり抜く力を伸ばすために、地味なことが大事だというのは、派手好きのアメリカ人にとってみると結構意外で目新しいことだと映るのかもしれない。「才能のある人が流星の如く現れ、ビジネスでのし上がって一生かかっても使い切れないくらいのお金を稼いぐ」というのが、なんていうか、アメリカ的成功のひとつの形だから。

 

努力が好きな日本人にとっては、そう目新しい内容はないかも知れないけれど、「やり抜くこと」を一度体系的に学びたい人、もしくは努力の仕方はわかっているけれども壁にぶつかっている人は、再検証のために、この本を手に取る価値があります。あ、あと、自分の子供にやり抜く力をつけるために、どう育てればいいか悩んでいる方にもお勧めです。

 

やり抜く力の本。親御さんは是非。

養老さんの本。