同調圧力に反対なのでダイバーシティが好きになりました
日本って同調圧力が強いじゃないですか。
同調圧力とは、簡単に言えば、みんなと同じようにしなさい、みんなと同じように感じなさい、同じ価値観で動きなさいっていう奴ですね。
そして閉鎖的なところほど同調圧力が自然と強くなるんですよ。
ところで、わたしって価値観を押し付けられるのってすごく嫌いなんですよね。
だから相手に価値観を押し付けないようにしています。自分がされて嫌なことは相手にもしないようにしているわけですね。
たとえば自分の中で結論が出ていても、相手に選んでもらうようにしています。あまり心的距離が近くなるとこれもやっぱり強制になることがあるので、深い関係になる必要のない人には、そもそも初めからあまり近づきすぎないようにしていたりするんです。
どちらかというと、ビジネスライクな付き合いのほうが好きなタイプなんですよね。ビジネスライクって言うだけでなんだか一人前な空気感が出て誤魔化せそうですけど、まあ社交性が低いだけなんですけどね。
で、閉鎖的な環境で育ってきた方というのは、同調圧力があるのが自然なんですよね。同調圧力が無い環境を体験したことがないから、どういう状況が同調圧力をかけているということなのかがきっと把握できないんだと思います。
職場には、学校から就職までずっと地元という人も少なからずいらっしゃるんですが、ものすごくナチュラルに、確実に悪気なく、ジャイアン的に、同調圧力を使ってくるんですよね。もう押して押して押しまくってくる。
価値観を押し付けられるのが嫌いなわたしにとっては、その悪気ない同調圧力がものすごく嫌だと感じる瞬間があって、それがどうしても馴染めないと感じることがままあります。人間ですからね、もう偽っても偽りきれないところがあるわけです。
すごく勝手な言い分だと自分でも思うのですが、わたしからするとそういう方は、歩く暴風雨ななんです。巻き込まれたくない!
そうは言っても仕方が無いので、大人になったり無になったりして受け流しております。ときおり同調したかのように動いたりしますが、そのときに目に光が無いこともあるかと思います。まあ長寿命を誇るLEDライトだって点かないことがありますからね、生物の目に光が無いこともありますよ。そりゃあね。
同じ価値観の人間ばかりだと質の良い意思決定ができないという研究結果があって、さらに同じ人間ばかりだと環境変化に弱くなるんですよね。だから同調圧力が強すぎる企業は、将来的に危機に陥る可能性が高くなる。
だから各企業は、まさに今、こぞって多様性・ダイバーシティを強化しようとしているんですよね。時代は多様性に傾いています。多様性ということは、相手の価値観を認めるということです。つまりは自分と相手との価値観が違っていても、それを問題にしない。きっとダイバーシティ化が進めば、今は空気のように存在している同調圧力もやわらいで、もっと生きやすい世の中になるのでしょうね。
ダイバーシティも進んで、ダイバーシティ2.0にアップデートされようとしていますから、さっさとアップデートを終わらせてもらいたいものです。もっと早く社会が進歩すればいいのにと本気で願ってます。
現場からはそんな感じで。以上でした。