読み耽り書き散らすのが理想の生活

ネット的世界の端っこで考えたことを書き留めているだけのブログ。

【 独学の技法 】

昭和の頃はインターネットも無くてメールもなくて、紙と電話でやり取りしていた時代。時代の流れは結構ゆっくりで、大学を出れば勉強なんてしなくても仕事ができて出世も出来て、きちんとお金が稼げた時代でした。

けれどインターネットが登場して技術革新の波がものすごい勢いでやってきて、ムーアの法則ドッグイヤーのIT時代のグローバル。ついにはスマホが普及してほとんどすべてのことが手のひらサイズの板でできるようになりました。個人の時間がものすごく早く流れ出して、通勤電車でスタンプ送って世界に向かって呟いて、結果。

時代の流れまでもものすごく早くなりました。

 

確かに常日頃から勉強しないとついていけないくらいの動きの激しさで、世間についてアンテナを張って勉強している人とそうでない人とでは、意識と行動に差が出るようになってきました。未来に近い人ほど先行していて、その先行度合いに応じて収入もついてくるようになりました。

これまでとは違う手段で軽々と大金を調達できるようになり、今までとは違う価値観、違うシステムが未来から訪れつつあるのを感じています。

仮想通貨。電気自動車(EV・コネクテッドカー)。産業構造の変革。Amazon。グーグルvs百度。スナップチャット。VALU。シェアリングエコノミー。トークンエコノミー。価値経済。多動力。5G。ブログから音声、音声から動画。宇宙開発。環境指標。再生エネルギー。AI。AR。VR。ドローン。ロボット。ディープラーニング。シンギュラリティ。BI。

吐き気がするぐらいの多様な要素が、ものすごい勢いで未来から飛んできています。そんな動きについていきたい・・・そう考える方にぴったりの本が、最近読んだ中にありました。紹介します。

山口周さんというコンサルタントの方が書かれている「独学の技法」という本です。

 

  

(「独学の技法」Amazonリンク) 

 

(略)・・・「いかに忘却を防ぐか」を考えても仕方がありません。知的戦闘力の向上を図ろうとすれば、むしろ「インプットされた内容の9割は短期間に忘却される」ことを前提にしながら、いかに文脈・状況に応じて適切に、忘れてしまった過去のインプットを引き出して活用できるかがカギなのです・・・(中略)・・・静的で固定的な知識を獲得するための独学法は負担が大きいばかりであまり役に立ちません。なぜなら、インプットされた知識の多くは短いあいだに「知識としての旬」を過ぎてしまうからです。・・・(中略)・・・(本書は)独学を「動的なシステム」として捉え、徹底的に知的戦闘力を高めるという目的に照らして書かれている

 

自己満足では終わらない、「意味のある独学」「使える独学」を考えられて作られた本です。知識に「旬」があるという考え方も、流れが早い現代に沿っているといえます。

ベストセラーではないようですが、箕輪本躍進の影で隠れた良著です。わたしは電子書籍で読んだのですが、小冊子ができそうなほどハイライトを引きました。50箇所くらいかな。たぶん(数え切れない)。

実りのある勉強をしたいと感じられて居る方は、一度手にとってみて損は無いと思います。

 

 

 

 

 

 

本日も当ブログにお越しいただきありがとうございました。