読み耽り書き散らすのが理想の生活

ネット的世界の端っこで考えたことを書き留めているだけのブログ。

フローとストックと

 

 

 フローとストックという概念があります。会計なんかで使われる概念ですが。

 

ものすごく噛み砕いていくと、フローは「走り続けること」だし、 ストックは「振り返って立ち止まること」なんですよね。走るメロスと待つセリヌンティウスみたいなもんです。

 

走り続けるのは大事だけど、ときどき立ち止まって振り返ってみないと、どこへ向かっているかわからなくなる。自分の立ち位置もわからなくなる。逆に、立ち止まり続けていれば楽でいいかもしれないけれど、どこにも行けない。

 

ちきりんさんが著作の中で、「ストックからフロー型へ!」と呼びかけていたのはこういうことも意味しているんだなぁ。

 

ここの文脈だと、働いて収入を得ることがフロー。貯蓄で暮らすことがストック。昔は定年を迎えて立ち止まったところに、大体の人の寿命があったからよかった。ストックが無くなる頃にはみなさんぽっくり逝けたからです。でも、今の時代、定年まで一生懸命働いても、生きていけるストックを稼ぐことは難しい。その点、常に収入を生み出せるフローの力があれば、定年したあとも収入を生むことができる。

 

フローが大事というのは、長寿時代の処方箋なんですね。生きるためのお金稼ぎも、立ち止まってはいられないんです。いつまでも走り続けなくてはならないんです。いやはや……。

 

今日はなんだかとりとめがなく、文章をふわっとフローさせてみました。

 

 

 

 

 

 

ストックからフローへ。働くことが好きな人たちへ。