読み耽り書き散らすのが理想の生活

ネット的世界の端っこで考えたことを書き留めているだけのブログ。

大統領選

世界一の国の新しい大統領が決まった。しかも意外な方が逆転当選。周囲の反応やテレビとかを見ていても、「えっ……(絶句) 本当?」みたいな反応が多い。期待をもって受け止めるというよりも、不安と共に受け止められたニュースだということなのだろう。一国の宰相が新たに決まるというのは普通は祝い事だが、今回はそうではなかったというのは記憶しておいていいと思う。

 

振り返ってみれば、日本も2009年から何年かの間、失政を経験した。トドメとばかりにあの大震災まで経験して、日本人は余程懲りたのだと思う。「政治家なんて、誰がなっても同じ」なんて言っていれば、なんとなくツウっぽかったが、実際に「政治家は誰がなっても同じというわけじゃなかった」ということを経験すると、無頼を気取った言葉も息を潜めるようになる。ちょっと考えればわかることだったのだ。判断する人にキチンとした人を選ばなければ、キチンとした判断なんて出てこないということは。

 

思うのは、人は、経験しなければ学べない、ということだ。

 

閉塞感を感じ、つい、いつもと違うことを選んでしまう。ちょっとまっとうではないなと頭のどこかで思いながらも、それでも現状を打破するためなら、ちょっとの毒も必要だということで、新しいものに手を出してしまう。そして後悔する。毒はやはり毒でしかない。

 

でも、わたしも誰かの不幸を願いたいわけじゃない。

2009年の日本と2016年のアメリカが、同じじゃないといいなと思ってますよ。