読み耽り書き散らすのが理想の生活

ネット的世界の端っこで考えたことを書き留めているだけのブログ。

向き合うこととその結果

 

ブログというものを書くためにはどうしても自分と向き合わざるを得ない。書くことを作るために、あのときこの時を思い出して、自分はどう思ったのかな、あるいは自分はどう思われているのかな、なんてことをつらつらと考えてしまう。それが心地良いというわけではないけれど、でもこの自分に向き合う時間が欲しくて、衝動的にブログを始めてしまったのだと思う。

 

自分を振り返ってみると、一番多く感じるのが怒りで、次は諦め。楽しかったり幸福な気持ちを思い出すことは1割も無いような気がする。随分とお寒い結果だと思う。嫌われ者同士が罵り合って争う、某国の大統領選挙よりもお寒いのでは無いか。全く残念なことだ。

 

思ったことは現実になるという。それに加えて、自己の感情は他人に伝染するという。

 

すると自分は腹が立つことを思い出しては、現実をネガティヴに変えて、そして他人にネガティヴな感情を映しているということになる。うわぉ。自分も他人も辛い、まるでインフルエンザに感染した人みたいじゃないか。今後は意識してもっと楽しいことを思い出すようにしよう。

 

こうやって内省できるのも、ブログを書き始めたことによる恩恵かもしれない。そういえば、昔のローマ皇帝で、自省録、という書物を書いている人がいた。確かマルクス=アウレリウス=アントニウスというお名前だったと記憶している。哲人皇帝と言われたかの人が残した名著も、今の時代に置き換えれば、有名人のブログに過ぎないのかもしれない。